ごあいさつ
1983年以前、 群馬県内において“秋のやまびこラリー”という名称で開催されていた全日本ラリー選手権は1984年、群馬県内の多くのラリーチームが協力して開催することで名称を改め、“モントレー”とされました。当時のラリーは群馬県の赤城山、榛名山、妙義山の“上毛三山”の舞台を中心に展開されたことから、フランス語の“3つの名峰” (mont tres) という表記から、ラテン語文字表記の (Montres) となり、群馬県で開催される全日本ラリーは“モントレー”という名称で定着しました。
1984年から2003年まで毎年開催された“モントレー”は多くの有名ラリードライバーを生み出すと同時に、数多くのドラマも生んで毎年盛大に開催されていましたが、2003年に発生したアクシデントにより2004年から2011年まで開催を休止していました。その間、県内のラリー環境の改革や、安全面や運営面でのシステムの再構築化が図られ、2012年7月、群馬県渋川市をホストタウンとし“JAF全日本ラリー選手権 モントレー 2012 in 渋川”を再開、翌2013年も同様規模の大会を渋川市で開催し、2日間で多くの観客を集め盛大な開催を行いました。
そして、2014年から2017年は、競技性の高いラリー開催を目指し、開催場所を“モータースポーツ発祥の地”として知られる群馬県嬬恋村に移して開催し、広大な高原のロケーションでハイスピードのラリーを開催し多くの話題を集めたと同時に多くの方々にラリー観戦を楽しんでいただくことができました。
2018年からは、路面をターマックからグラベルに変更し、さらにラリーの魅力をより引き出す開催となった結果、2019年はFIA APRC ASIA RALLY CUPのタイトルを得て開催することになりました。
2020年は、新型コロナウイルス感染の影響で中止となりました。
2021年から、群馬南西部にフィールドを移し、多くの全日本ラリーイベントで味わえない、ラリーを堪能していただける設定で開催してまいりました。
2023年は充電期間のお休みをいただき、今年2024年は、新たに安中市の協力の元、ラリーベースを安中市へ移し、アニメで有名になった碓氷峠の旧道と元妙義有料道路を使ったスペシャルステージで観戦できるよう準備しており、MONTRE 2024を堪能していただきたいと思い、スタッフ一同準備を始めております。
ぜひ多くのエントラントの皆様に参戦していただきたく、スタッフ一同お待ちしております。
MONTRE 2024 大会組織委員会一同
開催概要
競技会名称
加勢裕二杯 MONTRE 2024
競技タイトル
2024 FIA APRC Asia Rally Cup for Drivers and Co-Drivers
2024 FIA APRC Pacific Rally Cup for Drivers and Co-Drivers
2024年 JAF全日本ラリー選手権
開催日時
2024年6月7日(金)~9日(日)
競技種目
スペシャルステージラリー
SSコース概要
舗装路(ターマック)
SS総距離・本数
SS総距離 約106km
SS本数 10本(予定)